ISFJはMBTIで「守護者(Protector)」や「擁護者(Defender)」と呼ばれます。人口比は13〜14%と多めですが、その存在感は静かなるインフラ。心理機能は主機能Si(内向的感覚)+補助機能Fe(外向的感情)で、安定感と人当たりの良さがセットになった、まさに「人間クッション」。
ただし、その優しさが行きすぎて、本人は真剣なのに傍から見るとちょっと笑える瞬間があります。今回はISFJの皆さんが「いや、それ私じゃん」と言わずにいられない“あるある”を10個お届けします。
1. 「ついでにやっといたよ」が口癖
誰も頼んでいない家事や雑務を、謎の“ついで”精神で片付ける。しかもその「ついで」が本命作業より大がかりになることも。周囲は感謝するけど、スケジュールは毎回オーバーキル。
2. 初対面の好みを永久保存
一度聞いたコーヒーの砂糖の数や好きなブランドを年単位で覚えている。本人は自然にやってるけど、相手からすると「怖いほど正確」。これ、もはや人間型クラウドストレージ。
3. 「みんなが喜ぶから」で自分の希望が消える
旅行先、レストラン、映画…全部「みんなが行きたいなら」で決まる。気づけば自分が一番行きたかった場所は却下。いや、たまには主役になっていいんですよ?
4. プレゼント選びの命中率が異常
過去の会話・SNSの写真・ちょっとした反応から欲しい物を推測し、100%に近い精度でプレゼントする。ISFJ的には「普通」だけど、他タイプからするとスナイパーか探偵。
5. 頼まれごとにNOが言えない
忙しくても「いいですよ!」と笑顔で受けてしまう。結果、仕事も私生活もスケジュールがみっちり。本人は「大丈夫」と思っているが、その“大丈夫”はだいたい大丈夫じゃない。
6. 「昔からそうだから」が正義
新しいやり方より、慣れた手順を好む。安定は正義。でも最新アプリや効率化ツールをすすめられると「…うーん、今のままでいいかな」で終了。
7. 家の在庫がプロ級
タオル、洗剤、常備薬、乾電池…ストック量が小規模スーパー並み。ちょっとした災害が来ても対応可能。でも他タイプからは「在庫過剰による収納危機」が指摘される。
8. 褒められると全力否定
「すごいね!」→「そんなことないです!」が反射的に出る。謙虚というより、もはや褒めシャットアウト機能。褒めた人が「あれ、否定された?」と困惑するパターン多し。
9. 他人の予定を自分の予定並みに覚える
家族や同僚のスケジュールまで正確に把握していて、「明日○○さん休みですよね?」と自然に言える。カレンダーアプリより信頼度高いが、そのせいで脳内メモリが常に満杯。
10. 自分のことは後回しが基本設定
疲れてても誰かのために動く。気づけば食事も睡眠も削ってる。本人は「別に平気」と言うが、平気じゃなくなるのは大体この数ヶ月後。
専門家っぽいまとめ(でもちょっと煽る)
ISFJは心理機能Si+Feにより、過去の経験をもとに人との調和を優先します。そのため、「相手のために動く」行動が反射レベルで発動。これは組織や家庭では大きな強みですが、同時に自分を後回しにしすぎて消耗するリスクを抱えています。
ぶっちゃけ、ISFJは世界の平和のためなら睡眠も削るタイプ。でもその平和を守るためにも、まずはあなた自身の体力・時間・心の余裕を切らさないこと。優しさは有限です。
結論
ISFJは、縁の下の力持ちであり、空気清浄機であり、時には秘密兵器です。その優しさと細やかさは確かに周囲を救いますが、本人の燃料が尽きたら意味がない。
だから、次に「ついでにやっといたよ」と言いそうになったら、一回深呼吸してこう言ってみてください——
「今日は自分のことを優先します」。
きっと、それもあなたらしい優しさの形です。