建築家(INTJ)が自分で書く「取扱説明書」

こんにちは。私はMBTIでいうところの 建築家(INTJ)タイプ です。
普段から合理的で論理的な判断を大切にしているのですが、そのせいで「冷たい」「機械みたい」と言われることも少なくありません。

でも本当は、ただ「最適解」を探しているだけなんです。
ここでは、私自身の体験をもとに「建築家と付き合うための説明書」を書いてみました。周りに建築家タイプがいる方は、ぜひ参考にしてください。

🍴 メニュー決断遅い人

ファミレスでメニューを選ぶのに時間がかかるのは優柔不断だからではありません。
✔ 味
✔ 量
✔ 価格
✔ 食後の満足感
を全部シミュレーションしているからです。
単なる食事ではなく「最適解探し」。このプロセスにご理解を。

私(建築家)の具体事例

お昼を買おうとしてファミレスやコンビニに行ったら、相当時間がかかります。
ファミレスでは呼び出しボタンを決まる前に押され、コンビニでは同行者に置いて行かれます。


💬 感情論だけは無理

「どう感じたか」だけで終わる会話は苦手。
もちろん感情を大切にしないわけではありませんが──

・原因は?
・解決策は?

が見えないと前進しないと感じます。感情+課題セットで話してもらえると助かります。

私(建築家)の具体事例

感情を全面に押し出してくる人には、原因が分からなければ解決できない旨伝え、冷静に「なぜそう思うのか?」を自分が納得できるまで聞き続けます。
相手からすると、『詰められている』と感じることも多いようです。笑


🔧 トラブル大歓迎

日常の困りごとは「めんどう」ではなく「解きたいパズル」。
例)排水溝に歯ブラシが落ちたら → 家にあるものでとれる方法を全力で考える。
問題解決の瞬間こそINTJの快感ポイントです。

私(建築家)の具体事例

排水溝に落ちた歯ブラシは私の事例ですが、割りばしでとろうとしてもとれなかったため、割りばしに両面テープを貼り取り出しました。
コストをかけず、早く、楽に取り出すという制約の中で正解を導き出すのが快感でした。


🛒 買い物は研究対象

高い買い物はもはやプロジェクト。
・導入コスト
・ランニングコスト
・将来の変化
を徹底比較して決断します。時間はかかるけど、決めたらブレません。

私(建築家)の具体事例

私がマイホームを検討したときは、振り返れば自分に引くレベルでした。

賃貸で暮らし続けた場合と、マイホームを購入した場合でいくら違うのかをエクセルで算出しました。つまり、家を買うことで実際はいくらお金を払っているのか知らないと家を買えないという思考回路です。

アパートでは、家賃・共益費の他に火災保険、更新料、ライフプランに合わせた引っ越し費用、家賃手当による収入などを考慮して毎月かかるコストを算出。
マイホームでは、利息、固定資産税・都市計画税(宅地化による税制優遇も考慮)、住宅ローン控除、補助金、火災保険、修繕、外壁・屋根の再塗装、シロアリ対策、アパートと比べた場合の電気・ガスの節約額、土地を売った時の収入などをすべて合算し毎月かかるコストを算出。

それらを考えると、85歳まで生きれば総支払額はマイホームの方が安くなることが分かりました。

また子供が2人できた場合に、住宅ローンを借りていても生活費の心配がないか?なども夫婦の資産額の推移をエクセルで予想しながら安心を得ました。

具体的な家のことについては、すべて導入コストとランニングコストを考慮して決定します。
営業さんの言葉や世の中の常識は参考程度で基本的には自分で必要な情報を集めてきます。

結果的に、次のような条件で家を建てたいという風になりました。

  • 外壁は窯業系サイディング・屋根はガルバリウム鋼板(メンテが少なく導入コストもほどほど。コスパが良い)
  • 窓は樹脂サッシ(暖気・冷気のほとんどは窓から逃げる)
  • C値(家にある隙間のこと。空調の効きや電気代に関わる) < 0.4
  • 耐震等級3(1番安全なやつ。地震保険が要らなくなる。)
  • 全館空調や床暖房はなしでも快適な家(故障リスクを抱える大きな設備は入れない)
  • 社員大工を抱える会社で工事の質を担保する(大手は下請けに出すため大工がどんな人かはまったくわからない)
  • ランニングコストが安い(最初が安くても修繕・メンテが多いのは最悪。手間とお金がかかる)
  • 倒産リスクが少ない(商品・会社の人の質、新しい展示場を作っていることなどを加味)
  • 口コミが良い(ネットの口コミのみしか集められず)
  • 気分が上がるくらいにはおしゃれ
  • 相場を見たうえでの予算以内(土地込みで4,000万円)

この条件で見ていくと1社だけ見つかりました。
彩プラスハウスといって、地元の会社ですが家を建てた人に言っても誰もわからないくらいマイナーな会社です。
しかし、この選択には絶対的な自信を持っています。笑


🍻 形式飲み会は地獄

「なんとなく集まる」が一番つらい。
「この時間で誰が幸せ?」と考えてしまいます。
形式的な飲み会より、少人数で深い話ができる場の方が嬉しいです。

私(建築家)の具体事例

私は転職をしていますが、年に4回異動の発表がある銀行に勤務していました。
転勤が発表されると支店全体での送別会・歓迎会が行われ、係内で異動があれば係内でも飲み会を行います。さらに、決起集会や暑気払いなどさまざまな名目で飲み会が行われます。

単身赴任で暇なおじさま以外に楽しみしている人がいないのに…ととても飲み会がつらかったです。何週間も前からストレスになりました。


🏡 家族幸福が最優先

家庭を持ったら「家族全体の幸福量」を第一に考えます。
冷たく見られがちですが、根底には愛情あり。
安心して暮らせる基盤を作ることこそ愛情表現です。

私(建築家)の具体事例

すべての選択の基準は、家族・身の回りのみんなが幸せになることです。
自分の幸せが少し減っても、妻がより幸せになれるならその選択に迷いはありません。
逆に妻の幸せが少し減っても、自分がより幸せになれるならそれを根気よく説明します。

そういった考え方が、家事のやり方や、家の決め方の根本にあります。


🧹 感情家事に戸惑う

効率重視の自分からすると「感情で動く家事」は謎。
結婚当初は衝突もありました。
生きる上では感情も大事だと理解しました。

私(建築家)の具体事例

結婚当初、こうしとくと気持ちがいい!という感情的な理由で家事を増やす理由が理解できませんでした。
例えば…

  • 洗い物をしたらすぐ拭いてしまう(拭かなくても乾くんだから置いとけば?)
  • 風呂の壁・床・排水溝まで週1回洗う(汚れが見えたら洗えばよくない?)
  • 引っ越したらまず徹底的に掃除する(プロが掃除したんだから綺麗じゃね?)

こんな感じでしたが、今は少しずつ一緒に暮らしながら重要視する理由も分かってきました。


🤖 心がない不安

論理的に動きすぎて「冷たい」と思われることも。
でも実際は「長期的な安心」を大切にしているだけです。
伝わりにくいけれど、内側には深い想いがあります。

私(建築家)の具体事例

なにに置いても自分の選択は機械的だと感じます。
いくつか事例をあげます。

  • 付き合っている人と別れるとき、自分の頭の中で理由がはっきりしていれば泣きつかれようと決意はまったく揺らぎません。
  • 恋人に腕枕をしてほしいと言われても、数分したら腕を抜きます。妻には手をつなぎながら寝てくれたら5万やるとまで言われました。笑
  • 感情的に買い物をすることがないので、基本物は買いません。論理的に必要なものはすべて購入済みです。
  • もらいものでも、自分に必要がない(むしろ家のスペースをとるので邪魔)と感じれば捨ててしまいます。

🎲 無駄金は理解不能

ガチャやUFOキャッチャーに大金を使う人を見ると「なぜ?」と思ってしまいます。
ただし「思い出」や「体験の共有」と聞けば少し納得できます。

私(建築家)の具体事例

私の友人は論理的には説明できないお金の使い方をする人が多いです。

  • 飲み会に行き過ぎてお金がない
  • UFOキャッチャーに1万円使う
  • ゲーム内でオシャレするためだけのガチャに10万円以上使う
  • 私が嫌いなブラックコーヒーを会うたびに買ってくる
  • ご飯屋さんに行くと必ず1番高いものを頼む

私にはこんなお金の使い方をする理由が微塵も分かりません。


🃏 ギャンブルは期待値

期待値が低い勝負は無意味。
ただし戦略を考え抜き、期待値が高いと判断した場合は一気に勝負に出ます。
冷静だけど攻め時は逃さない、それが建築家流。

私(建築家)の具体事例

例えば、夢を見て日常的に宝くじを買うということはあり得ないし、スロットを朝一から打つことは嫌いだし、勉強をせずに競馬をやりたいと思うこともありません。
長期的な目線で勝てるかどうかが重要であって、短期的な結果は重要ではありません。


🎮 極めゲー大好き

「課金で勝てるゲーム」には興味なし。
「実力次第で勝率が上がるもの」に夢中になります。
挑戦と成長の過程こそ最高の楽しみです。

私(建築家)の具体事例

誰でもクリアできるゲームや、時間をかければクリアできるゲームに面白さを感じません。
また、確率に従うと勝てるゲーム(ポーカー、麻雀)にも面白さを感じません。正解が決まっていてそれを選べるかどうか、迷うべき選択肢は2つしかないみたいなものが苦手です。

工夫して何通りもの選択肢から選びながら遊べるゲームに面白みを感じます。


🧠 興味外は覚えない

記憶力にムラがあります。
✔ 必要性が高い → よく覚える
✔ 必要性が低い → すぐ忘れる
脳を効率よく使っているだけ。興味ある分野は深く刻まれます。

私(建築家)の具体事例

例えばスーパーの野菜がいくらだったとかは覚えていますが、スマホのナビで解決できる道順などはほぼ覚えていない。小学1年生の甥っ子の方がずっと覚えているくらいです。


✅ 決断は学びの場

徹底的に比較して結論を出すので自信は強め。
でも失敗を恐れません。
「次に活かす」前提で決断するのがINTJの流儀です。

私(建築家)の具体事例

チャイルドシートを選ぶにしても、マイホームを選ぶにしても、日傘を選ぶにしても、調理家電を選ぶにしても、存在する機能と必要な機能、価格相場、口コミを徹底的に調査してから選ぶため、決断には圧倒的に自信があります。

もし失敗しても、そのときに必要なこと・検討できることはすべてやり尽くしているため後悔はありません。
次同じようなことがあったら生かすだけです。


❤️ MBTIで夫婦改善

擁護者(ESFJ)の妻とは真逆で衝突も多かった。
でもMBTIを通じて「感情を軸に動く人」と理解できました。
価値観の違いを認め合うことが、良い関係の第一歩です。

私(建築家)の具体事例

妻や身の回りの人が何で決めているのかが言語化できていませんでした。
MBTIを通してそれが言語化され、今まで妻と揉めた理由も説明ができるようになりました。
同じような状況になったとき、揉めそうな原因・揉めた原因を特定できるので夫婦としてもいい関係になっていくことでしょう。

まとめ:建築家(INTJ)が自分で書く「取扱説明書」

建築家(INTJ)と結婚すると…

  • 将来設計が細かい
  • 家事効率にこだわる
  • 無駄な集まりは嫌う
  • 買い物は徹底比較
  • 感情理解はゆっくり育つ
    といった特徴が見えてきます。

一見「冷たい」ように見えても、その裏には深い愛情と未来志向があります。
建築家を理解すれば、長期的に安心できる家庭を築けるでしょう。